宮藤官九郎さん

――宮藤官九郎さん監督・脚本の最新作『TOO YOUNG TO DIE！若くして死ぬ』が、遂に明日公開！

○若くしてこの世を去ったフツーの高校生・大助（神木隆之介さん）が、片思い中の女の子にもう一度会って告白するという願いを叶えるために、
地獄専属ロックバンド「地獄図（ヘルズ）」を率いる赤鬼・キラーＫ（長瀬智也さん）との過酷な特訓に挑む姿を描いた作品。

演劇からスタートしている人間なので映画を撮る時にちょっと構えるというか、映画は映画らしくと思っていたんですけど、そういうの良くないなって思って、今回は映画らしくするのをやめようって思ったんです。舞台が地獄だったので、地獄って誰も見たこと無いから作っちゃった方が良いんじゃないかな、と。
フルCGという選択肢もあったんですけど、それだと僕より上手くできる人たくさんいるから、逆にアナログでやってみようかなと思ってやってみたら、図らずも演劇っぽくなりましたね。

――そもそも、なぜ地獄の設定？

最初は長瀬君とロックのコメディって日本にないよね。という話から、『スクール・オブ・ロック』みたいな設定で、ぐいぐい主人公が引っ張っていくようなやつをやりたいなぁと思ったんです。
長瀬君って、やっぱり顔芸の人じゃないですか(笑)。
日本のジャック・ブラックなんじゃないかなと思って、色々考えていた時にロックの映画って日本にもありますけど、どうしても音楽業界の話になっちゃうんですよね。
そういうのじゃないんだよなぁと思っていた時にKISSとかヘビメタとかのモチーフになっている「HELL」と日本の地獄感を上手いこと合わせたら見たことないロック映画が出来るんじゃないかなと思ったんです。


○映画情報

宮藤官九郎さん監督・脚本最新作『TOO YOUNG TO DIE！若くして死ぬ』は、6月25日から公開です！！

「詳しい情報は映画『TOO YOUNG TO DIE！ 若くして死ぬ』公式サイトへアクセス！」